対象年齢:
上下顎骨の成長終了時に治療可能。歯根膜による弱炎症で歯移動。歯周組織正常なら年齢制限なし。若年齢の方が骨代謝良好で動き良い。
治療の必要性:
歯は筋肉バランスで並び、清掃性・機能性問題なければ治療不要。しかし、審美的改善を求める場合矯正治療が必要。
治療期間:
歯並びにより期間異なる。大隙間や多移動は時間かかる。小臼歯抜歯治療は約2.5年。矯正用アンカースクリューで期間短縮可能。
治療のゴール:
機能問題なしで審美重視。ゴールは個人差あり、シミュレーションで患者と矯正医のゴール合わせ。特別希望は事前に伝え、治療ゴール明確化。
リスク・デメリット:
歯根吸収:歯移動で骨改造細胞が歯根吸収可能。
歯肉退縮:
骨吸収で骨減少、歯肉下降。骨薄タイプは退縮しやすい。
歯髄壊死:
歯移動で血流遮断、歯髄壊死可能。歯色変化や感覚鈍化のリスク。
歯牙強直:
歯根膜失失、歯と骨直接接触で一体化。外科的処置が必要。